もう一人の主人公カン・チェユン。
世宗大王への復讐を誓うカン・チェユンは兼司僕(キョムサボク)という
警備の職を得て王宮に入ります。
演じるのは元祖モムチャン(≒肉体美)俳優のチャン・ヒョクさん。
カン・チェユンは剣の達人ですので、アクションシーンも多いのですが、
チャン・ヒョクさんの美しい身のこなしは本当にすばらしいです。
カン・チェユンはなぜ世宗大王に復讐をしたいのか。
これには彼の生い立ちが関係しています。
カン・チェユンは幼い頃トルボクという名で、シム・オンの家の奴婢でした。
シム・オンというのは、実在した朝鮮王朝の文臣で、
世宗大王の妻・昭憲王后(ソホンワンフ)の父親です。
当時既に国王になっていた世宗ですが、その実権はまだ父・太宗にありました。
太宗は王権強化のために、邪魔な功臣や外戚をどんどん粛清していくのですが、
その中でシム・オンもまたこのターゲットになってしまうのです。
(シム・オンの粛清は史実として記録があります)
トルボクはこの粛清に巻き込まれて父親を失います。
そして、その元凶が世宗大王だと思いこんでいるのです。
詳しい内容はぜひドラマでご確認を^^
次回は紅一点のソイについてのワンポイントです。
【ご注意】
本作品には史実とフィクションが混在しています。
歴史上の人物についての解説は本作品における描写に基づいています。